悪徳リフォーム業者が捕まった、というニュースを目にしたことはありますか?
近年、悪徳リフォーム業者の被害が増加しています。
独立行政法人 国民生活センターの調べによると、訪問販売によるリフォーム工事・点検商法による相談は年々増加しています。
http://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/reformtenken.html
この記事では、訪問販売・点検販売のケースを中心に、悪徳リフォーム業者の手口や、騙されないためのチェックポイントについてご紹介いたします。
1. 悪徳リフォーム業者の手口
悪徳リフォーム業者は、アポなしでいきなり訪問してくるのが特徴です。
「ご近所で工事をさせていただいているので、今日はご挨拶で参りました」
「○○市の職員です。水道管の点検に来ました」
「お宅の外壁にヒビが入っていて大変危険です!早く修理しないと大変なことになりますよ」
「お宅の床下に白アリが発生しています。今すぐ駆除しないと家が崩れますよ」
などと言って脅かしたり、不安を煽ったりしてきます。
実際のキズや劣化部分を見せられて説明されることも多く、専門家の言うことなら本当なのかな……と信じてしまいそうにもなりますが、優良な業者は少し外側から見ただけで断定的に述べることはしませんし、ましてやすぐにサインさせようとすることもありません。
また、以下のような言葉でしつこく粘り、すぐに契約させようとしてくることも特徴です。
「リフォーム工事のキャンペーン中です!」
「今契約していただけたら特別にサービスしますよ!」
「モニター募集中です!」
基本的にリフォーム工事はセールという考え方はあまりありません。決してすぐに契約しないようにしましょう。
2. 悪徳リフォーム業者に騙されないためのチェックポイント
・アポなしで突然家を訪ねてきていないか?
・その場で契約するように迫ってこないか?
・やたら不安を煽って脅かしてこないか?
・大幅な値下げを提案してきていないか?
・次から次へと様々な工事を提案してこないか?
・名刺に書かれている会社の住所が怪しくないか?会社のホームページに施工実績がきちんと載っているか?
・見積書に書かれている修理範囲や個数が「○㎡」「○本」「○m」といった具体的なものではなく、「一式」などの曖昧な書き方で誤魔化されていないか?
以上のようなことが見られる場合、かなり危険信号です。
特に古めの一軒家などは悪徳リフォーム業者に狙われやすいです。
日頃から注意するとともに、もしリフォームを検討する場合やこういう業者が訪問してきた場合は、一社の見積もりだけですぐに決めずに、相見積もりを取ったり、SUUMOリフォームなどのリフォーム会社のネットワークなどで口コミを検索して、信頼性を確かめてから契約してください。
今回は、悪徳リフォーム業者の特徴と騙されないためのポイントについてご案内させていただきました。
多少なりともお役に立ちましたでしょうか?
今後も気になる情報を発信していきますので、ぜひチェックしてみてください。