リフォームを検討するにあたって一番気になるのは、何と言っても費用ですよね。
過去にリフォームをされた方は、一体どのくらいの費用をかけているのでしょうか。

1. 平均費用と資金源
2020年の一般社団法人住宅リフォーム推進協議会の調べによると、実際にリフォームにかかった費用の平均は全体で356.4万円です。
このうち、世帯主の年齢が20代～40代の世帯では平均465.0万円、世帯主の年齢が50代以上の世帯では平均268.3万円となっています。
若年層の方が費用をかけている傾向があることが分かりますが、50代以上の年代に比べかかった費用に対する借入金の割合が高く、若年層は自らの貯金に加え民間金融機関からの借入も併用する傾向があることが分かります。

出典：http://www.j-reform.com/publish/pdf/jitsurei-R2-c.pdf

 

2. 予算より実際の費用が増える？
上協議会の調べによると、リフォーム前に立てていた予算に対し、実際にかかった費用が高額になってしまった方が約4分の1いることが分かっています。
予算を上回った理由としては、下記のようなものがあります。
・予定よりリフォーム箇所が増えたから
・設備をグレードアップさせたから
・想定外の工事が必要になったから

リフォームの内容によっては、数か所を何回かに分けて行うよりは、一気にまとめて行ってしまった方が効率が良く、最終的に費用を抑えられることがあります。
また、実際に工事を行ってみたら予想外の老朽化が発覚し、追加工事が必要になった、ということもよくある話です。
いずれにせよ、リフォームをする際は業者との綿密な打ち合わせが大切であることが分かりますね。

出典：http://www.j-reform.com/publish/pdf/jitsurei-R2-c.pdf

 

3. リフォーム箇所別の費用相場
それでは、リフォーム箇所ごとにどれくらいの費用がかかるか、相場をみていきましょう。
工事範囲や設備のグレード、老朽化具合によって金額は上下しますが、ご参考にしてみてください。

・外壁塗り替え　100～200万円
・外壁張り替え　200万円～

・屋根葺き替え　100～200万円

・内壁塗装・張り替え（一部屋程度）　10～30万円
・天井塗装・張り替え（一部屋程度）　10～30万円
・床張り替え（一部屋程度）　10～30万円

・キッチンリフォーム　50～150万円
・バスルームリフォーム　50～130万円
・トイレリフォーム　15～30万円
・洗面所リフォーム　15～50万円
・玄関リフォーム　50～100万円

今回は、リフォームの平均費用について調査してみましたが、お役に立ちましたでしょうか？
今後も気になる情報を発信していきますので引き続きよろしくお願い申し上げます。